広葉樹である柏は、本来の幹は直立して高さは20m以上になり、秋になっても葉が落ちないことから縁起の良い木といわれます。本堂裏にあるこのカシワは直立しないで、地上1mで4本の支幹に枝分かれして、それぞれの枝が地面を這うように伸びてから立ちあがっています。まるで枝が根に見えることから逆(さかさ)ガシワと呼ばれています。 このような樹形をしたカシワの巨木は極めて珍しく、1929年(昭和4年)に国の天然記念物に指定されています。前九年の役の後に源頼義・頼家父子が植樹したとの伝説が残っています。推定樹齢300年。枝張東西21.8m、南北27.7m、根本周囲5m、樹高12.2m。幹の太さ4m。
住所 | 紫波町日詰字朝日田23 |
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住所 | 岩手県紫波郡紫波町日詰字朝日田265 |
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日詰の旧鍛冶町は日詰の北の入口に当り、藩政期、町の中心地が豪商軒を並べる商業地域であったのに対して、ここは鍛冶屋など様々な職人や農民が住む活気のある土地柄で、芸能を好む風土でもあった。